HOME > 足の外科
膝から下の足の骨・腱・靭帯・足首・足先までの外傷、障害、変形などを専門に診療する分野。人は地面に足をついて生活しているため、足の病気やケガによって活動が制限されてしまうと、QOL(生活の質)の低下にもつながりかねません。専門医はここ数年で増えてきましたが、当院ではかねてから足の外科治療に力を注ぎ、全国に誇る治療実績を積み重ねています
足の構造は複雑で、部位や骨の数も多く、それゆえ疾患の種類もさまざま。当院の「足の外科」では複数の専門医がチームで幅広い足の疾患と向き合っており、年間300件以上の手術を行っております。国内及び海外の学術活動も積極的に行い治療の質を高めており、患者さんの年齢・生活習慣・スポーツ・職業等を考慮した上で最適な治療法を選択し、足関節鏡手術をはじめ、負担の少ない低侵襲手術の実績も豊富です。私たちは患者さんに対して、単に治療を施すだけでなく、「回復したらどんなことがしたいか、どんな人生を歩みたいか」、必ず伺うようにしています。なぜなら、治療を通して患者さんが望む人生のお手伝いをしているという実感が、何よりも大きなモチベーションになるからです。「好きなスポーツを続けたい」「早く仕事に復帰したい」など、思春期・就労世代の方の望みだけではなく、ご高齢の方の「足を使うアクティブな望み」もかなえてあげたい。愛犬の散歩、ゲートボール、旅行など、本当にちょっとしたことで良いのです。人は明日への「生きがい」を持つことで、精神面にも良い影響が生まれます。私たちの治療を通して、患者さんのその後の人生に潤いをもたらすことができれば、こんなに素敵なことはありません。
外反母趾
変形性足関節症
扁平足
靱帯損傷
足関節・足部の骨折
アキレス腱障害などのスポーツ障害
腱断裂
内反小趾
モートン病
三角骨障害
フライバーグ病
離断性骨軟骨炎
有痛性外脛骨障害
腓骨筋腱脱臼
足底腱膜炎
外反母趾とは、生活習慣や靴の形状によって親指が「くの字」に曲がり、関節に痛みが生じる疾患のこと。曲がった角度や痛みによって、保存療法か手術を検討します。保存療法では、靴・中敷きの選び方のアドバイスや、各種装具・リハビリなどを行い、手術が必要な場合には、患者さんの年齢や活動量を考慮した上で、多様な術式の中から最も適した方法を選択しています。
変形性足関節症とは、スポーツや加齢による足関節の変形によって、歩行時に痛みが生じる疾患のこと。症状の進行段階によって治療法は異なり、軽度であれば、内服薬・各種装具・リハビリなどの「保存療法」で対応し、進行している場合は手術を検討します。当院では、足首の動きを損なわずに痛みや変形を改善する「下位脛骨々切り術」や皮膚を大きく切らない「関節鏡下足関節固定術」、重度でも関節の動きを残しつつ痛みを改善させる「人工足関節全置換術」を行っています。
医学博士日本整形外科学会認定 整形外科専門医日本整形外科学会認定スポーツ医日本整形外科学会認定運動器 リハビリテーション医日本足の外科学会 認定足の外科医日本整形外科学会日本足の外科学会 評議員日本フットケア・足病医学会日本骨折治療学会日本-JSOACAOS日本最小侵襲整形外科学会日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会(JOSKAS)日本人類学会Foot and Ankle, Knee Osteotomyアメリカ整形外科医アカデミー(AAOS)アメリカ足の外科学会(AOFAS)アメリカ整形外科外傷学会(OTA)
ヨーロッパ足の外科学会(EFAS)MIFAS【プロフィール】サルから人へ、人類の進化を扱う「自然人類学」を大学時代に研究し、人の骨格に興味を抱いて医師へと転身。長谷川医師との出会いによって「足の外科」の道を志し、人の進化のきっかけとなった「直立二足歩行」を支える足の疾患について、幅広い観点から診療にあたっている
*インタビュー記事はこちら*
・困っていませんか?「外反母趾」-足に合った靴と運動を-(上毛新聞社様「元気らいふ」掲載)
・外反母趾の手術選択肢Lapidus法(ラピダス法)はどのような患者さんに選択されているの?(人工関節ドットコム様掲載)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医日本スポーツ協会 スポーツドクター【プロフィール】日本の足の外科の歴史を切り拓いたレジェンド的存在。「一般社団法人 日本足の外科学会」の名誉会員を務め、高齢者に多い足の変形疾患の治療を強みとする。医師として、病気を理由に「夢」への一歩が踏み出せない患者さんの背中を、そっと押してあげられる関わりを目指している。
※当院は教育研修施設であるため、担当医・説明医と手術の執刀医が異なることがあります。
月曜~金曜(祝日を除く)