HOME > 手外科
肩から下の腕、肘、手、指など、上肢全体を専門に診療する分野。ものを掴む・握る・つまむなどの手の機能は、日常生活で多くの役割を果たしており、小さなケガを負っただけで不都合が生じます。また、常に人目につきやすいことから、手指の変形はコンプレックスになりがちです。当院では、平成30年度より手外科を専攻する黒澤医師を迎えて、専門制の高い診療を行っています。
食事・整容・書字動作等、私たちは生活の中で当たり前のように手を使っています。しかし、緊急性の高い外傷でない限り、手の悩みは「少し様子を見てみよう」と、受診を先延ばしにする方が多いようです。当院の「手外科」では、手や指の変形疾患・スポーツ障害・外傷を中心に治療にあたっていますが、痛み・しびれ・動かしにくさなど、ちょっとした違和感を持った時点で気軽に受診していただきたいと考えております。私の考える低侵襲とは、「安全と効果」を優先した治療です。関節鏡手術は傷口が小さいというメリットはあるものの、疾患によっては時間のかかる傾向にあり、従来の切開手術のほうが侵襲が少なく安全性が優るケースもあります。小さな傷口を追求するあまり、患者さんの安全が脅かされてはいけませんから、一人ひとりと個別に向き合い、最も効果の期待できる治療法を提案することを心がけております。手外科においては、従来の手術法でも入院期間は2泊3日~1週間程度と短く、その後は外来リハビリテーションを通して、継続的な運動療法や生活指導を提供しております。
手根管症候群
手舟状骨々折
橈骨遠位端骨折
手指の骨折
母指CM関節症
ばね指
肘部管症候群
肘関節周辺骨折
腱断裂
靭帯損傷
野球肘
手・肘の変形性関節症
など
日本整形外科学会認定 整形外科専門医日本手外科学会認定 手外科専門医日本スポーツ協会 スポーツドクター【プロフィール】少年時代は野球に明け暮れ、運動器の健康を支える整形外科の道へ。「手の外科」を専門とする指導医との縁から専門医を志し、30年以上のキャリアの中で幅広い整形外科診療の経験を積む。当院が担うべき患者層に合わせて、新しい治療技術の導入にも前向きに取り組んでいる。
月曜~金曜(祝日を除く)